この圃場だけが持つ、特別な水の話
山葵(わさび)は、非常に敏感な植物です。水温・水量・水質のすべてが厳格な条件を満たさなければ育ちません。農薬はもちろん、わずかな生活排水も許容しない、日本でも希少な超清潔な水環境でのみ生きられます。
この圃場に引いているのは、まさにその水。山の奥から湧き出し、わさびが自生するほど澄んだ山の水が、田んぼへと直接流れ込んでいます。
化学肥料に頼らず、山の生態系が長年かけて育てた水と土だけで作るお米。「おいしいお米」という言葉が陳腐に感じるほど、ここで育つお米には背景があります。その始まりに、あなたの手が関わります。
基本情報
毎日スマホを見て、カフェで仕事して、なんとなく忙しい。
そんな日常から少し離れて、泥の中に足を踏み入れてみませんか?
最初は「ちょっと怖い」って思うかも。
でも踏み込んだ瞬間、なんか笑えてくるんです
| 活動テーマ | |
|---|---|
| 活動場所 | |
| 必要経費 |
無料 |
| 活動日 |
1~4日間 田植日日程 |
| 注目ポイント |
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| 募集対象 |
こんな人、来てほしい |
| 特徴 | |
| 参加までの流れ |
活動への参加
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| 応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
農業未経験・一人参加、大歓迎です。 難しいことは何もありません。泥の中に足を踏み入れて、苗を一株ずつ丁寧に植えていく——それだけです
- 超癖のある米作りをしている兼業農家でメカマニアの田植えレクチャー(約30分)
- 手植えによる田植え作業
- 交流・休憩タイム
- 振り返り・解散(秋の収穫祭のご案内あり)
持ち物:
- 動きやすく汚れてもよい服装
- 長靴(または裸足でもOK)
- タオル・着替え
- 飲み物・日焼け対策
募集詳細
なぜ、この活動が必要なのか
日本の農村は今、深刻な高齢化と担い手不足に直面しています。田んぼを守ってきたお年寄りの農家さんが続けられなくなれば、長年かけて整備された美しい棚田や山間の圃場は、あっという間に荒れ地になってしまいます。
田んぼがなくなるのは、食料問題だけではありません。田んぼは洪水を防ぐダム、生き物のすみか、地下水を育てる装置として、地域全体の自然環境を支えています。一枚の田んぼが失われることは、そこに紐づいた生態系がまるごと失われることを意味します。
air集落経営研究所は、「都市に暮らす人の手と関心」を農村に届けることで、この連鎖を少しでも食い止めようとしています。田植えボランティアは、その入口です。
この圃場が特別な理由
わさびが自生するほどの、清冽な山の湧き水を使った田んぼです。
山葵(わさび)は、水温・水質・水量すべてが厳しい条件を満たさないと育ちません。農薬はもちろん、生活排水すら許容できない、日本でも稀な超清潔な水環境です。
その水を山から直接引いた田んぼで育つお米は、市場に出回るようなものとは根本的に異なります。化学肥料に頼らず、山の生態系が長年かけて作り上げた水と土だけが育てるお米。現代では本当に珍しい、贅沢な農業です。
そしてこの圃場は山間部に位置しているため、周囲の景色そのものが非日常。視界いっぱいに広がる山と空、鳥の声、水の音——都市では決して体験できない環境の中で、田植えをすることができます。
参加することで得られるもの
体の感覚が戻る
泥の重さ、苗のやわらかさ、冷たい水——五感全部を使う体験は、デジタル疲れをほぐしてくれます
食への意識が変わる
一株植えるだけで「お米がいかに大変か」が身に染みます。毎日の食卓が少し変わります
本物のつながりができる
一緒に泥だらけになった人とは、不思議と仲良くなれます。SNSではできない出会いの場です
社会貢献の実感
「自分が植えた苗が、秋にお米になる」という確かな手応え。抽象的ではない、リアルな社会貢献です
唯一無二の写真・思い出
山に囲まれた田んぼ、澄んだ水、広い空。「こんな場所に来た」という体験は一生ものです
地域と長く関われる
田植えは始まり。秋の稲刈り・収穫祭・冬の農作業体験など、継続して関われる機会があります
社会全体への貢献
農村の担い手不足を「外の人の参加」で補い、集落が存続できる力を支えます
田んぼが維持されることで、地域の生態系・水源・景観が守られます(生物多様性の保全)
都市と農村が「人」でつながることで、食と農業への社会的な理解が広がります
山間の伝統的な農法・文化が途絶えずに次世代へ受け継がれる機会を作ります
他ではまずしないであろう1本植と超疎植植え全国的にもかなり貴重だと思われます
田植をされた方には稲刈り、ハゼ掛け天日干し、籾摺り体験の優先予約を承ります
体験談・雰囲気
このボランティアの体験談
「コンビニのおにぎり見るたびに田んぼを思い出すようになった。ある意味一生モノの体験」
大学3年・はじめての一人参加
「就活とか将来とか全部忘れて泥の中にいた3時間、めちゃくちゃ良かった」
社会人1年目・友人と参加
「わさびが育つ水で育てたお米って聞いて、食べるのが楽しみすぎて秋も参加した」
20代・2回目の参加
| 特徴 |
|---|
団体情報
| 代表者 |
戸倉 |
|---|---|
| 設立年 |
1997年 |
| 法人格 |
任意団体 |
air集落経営研究所の団体活動理念
参加したその先に、続きがあります
田植えは終わりではなく、始まりです。
春に植えた苗は夏にぐんぐん育ち、秋には黄金色の稲穂を実らせます。その稲を刈り取る収穫体験にも、希望者は参加できます。自分が植えた苗が、お米になる瞬間を見届けてください。
また、収穫後には地域の方と一緒に食べる収穫祭も予定しています。そこで食べるご飯の味は、きっといつものご飯とは違うはずです。
田植えをきっかけに、農家さんと顔見知りになり、集落に「帰れる場所」ができた——そんな参加者が少しずつ増えています。
air集落経営研究所の団体活動内容
過疎化・高齢化が進む山間集落を「外から関わる人の力」で支えることを目的に活動しています。
田植え・稲刈り・農作業体験を通じて都市と農村をつなぎ、地域の文化・農法・自然環境が次世代へ受け継がれる仕組みを作ることを目指しています。
田植えボランティアは、その最初の一歩。一度参加した方が秋の稲刈りにも来てくれる、そんな継続的な関わりが少しずつ広がっています。