「問題が解けて楽しかった!」福生第二小の女の子が算数オリンピックに挑戦した日
先日、東京都福生市の福生第二小学校からえんぎ塾に通う女の子が、算数オリンピックの問題にチャレンジしました。
きっかけは、彼女が少し飽きていたことでした。いつも取り組んでいるワークは、もう解けることばかり。「もう少し、歯ごたえのある問題はないかな」――そんな空気が伝わってきました。(直接聞いたら「同じような問題ばっかりでつまらない」と言ってました笑)
そこで取り出したのが、算数オリンピックの図形問題(左ページ)です。(偶然手元にありました!)

正直、とても難しい問題でした。一目見て解き方がわかるような問題ではありません。それでも彼女は、先生と1対1で、ひとつひとつ補助線を引きながら、粘り強く考え続けました。「同じ方向を向いて、一緒に考える」――とても大切なことだと感じました。
そして、解けました。
驚いたのはその後の彼女の変化でした。「問題が解けて楽しかった!」という体験が、彼女自身を突き動かしたようで、その日は学校でまだ習っていない単元を、自分からどんどん先に進めていったそうです。
私たちえんぎ塾は、西多摩エリアの小中学生を対象とした個別指導型の無料塾です。福生市・羽村市・青梅市・あきる野市・瑞穂町・東大和市・東村山市などに教室を構え、多数の塾生とボランティア講師が毎週時間を共にしています。
無料塾と聞くと、「学校の勉強についていけない子のための場所」というイメージを持たれる方もいらっしゃいます。もちろん、そうした子どもたちも大切に迎えています。一方で、福生二小の彼女のように、「もっと勉強したい」「難しい問題に挑戦してみたい」という子どもたちも、私たちの大切な仲間です。
「楽しい」と感じた瞬間、子どもは大人が驚くほどの集中力と粘り強さを発揮します。そのきっかけは、ちょっとした難しい問題かもしれないし、信頼できる先生との1対1の時間かもしれません。
えんぎ塾は、そのきっかけを子どもひとりひとりに届ける場所でありたいと考えています。
「うちの子も勉強を楽しめるようになってほしい」「学校のワークでは物足りないみたい」――そんな想いを持つ保護者の方は、ぜひ一度えんぎ塾の教室を覗いてみてください。
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えんぎ塾@地域の小中学生むけ無料個別指導塾の法人活動理念
子どものまなび、地域のちから
かつて、ある男の子が山梨の小さな町の"寺子屋"で、数字遊びをしたり、「ありがとう」や「ごめんなさい」の意味を学んだりしました。
その子は、温泉街の片隅で暮らす、若い両親のもとに生まれました。
生活は決して豊かではなかったけれど、そこには人がいて、言葉があり、まなびがありました。
その時間が、彼の背骨になりました。
今、その子は大人になり、「えんぎ塾」という場所を作りました。
えんぎ塾には、勉強を「教える人」と「教わる人」はいません。
ただ、一緒に学ぶ人たちがいるだけです。
子どもが宿題をひらくと、
隣の講師がそっと「どう思う?」と問いかける。
考える力が生まれる。
わからない時は、学年をさかのぼって、最初からやり直す。
それは、遠回りではなく、"その子のスピードで進む"ということ。
この塾には、お金のやりとりはありません。
教育がお金で買えるものになっていく時代に、えんぎ塾はお金のやりとりのない学びの場を目指しています。知の伝達に、本来お金は必要なかったはずです。
えんぎ塾には「教える人」と「教わる人」はいません。ただ、一緒に学ぶ人たちがいるだけです。
"縁起(えんぎ)"とは、すべてが関係し合って生まれるという仏教の考え方。
だからこそ、えんぎ塾では誰もひとりじゃない。
教室の机の配置も、言葉のかけ方も、「ひとりにしない」ように工夫されています。
この場所では、子どもがまなび、
まなびが人をつなぎ、
つながりが地域を育てる。
誰かに教わったことを、いつか誰かに渡す日が来る。
その循環の中で、生まれるまなびは、教科書には載っていないけれど、
きっと一生の糧になる。
えんぎ塾が目指すのは、学力の向上だけではありません。
"自分を肯定できるまなび"
"誰かと共にいるちから"
"地域と共に生きていく物語"を、子どもたちが自ら紡げるようになることです。
子どものまなびは、地域のちからになる。
そして、地域のちからが、また子どもを支える。
えんぎ塾は、その小さな循環の、はじまりです。
