A borderless grassroots space where we learn, share, and grow together for humanity.

WOLA Education for Humanity

活動理念

WOLA Education for Humanity(通称 WOLA EduHum)は、

A borderless grassroots space where we learn, share, and grow together for humanity.

(学び、分かち合い、共に成長する、国境のない全ての開かれた草の根教育の場)です。

地域の学習ニーズに根ざした「草の根教育」を理念に掲げ、教育へのアクセスが限られた環境に暮らす市民や難民の方々へ、地域社会やNGOと協力しながら国際教育を届けてきました。語学教育や国際的な学びの機会を通じて、参加者は異文化理解を深め、知識・スキル・自信を育みます。現在、7カ国に住む大学生メンバーが、国際NGOのボランティアやインターン、国際ユース大使などの経験を活かし、地域社会と世界をつなぐ架け橋として活動しています。

私たちは12月3日の国連教育デー(国連総会採択)を記念して、WOLA Education for Humanity(WOLA EduHum) に名称を変更いたしました。

以前のオンラインイベントを発展させ、以下の新体制の下で活動を現在進行形で展開しています。

  • WOLA International Conference:国際教育に関する主要オンラインイベント
  • WOLA Japan(国際日本教育戦略部):日本国内における国際教育事業の研究

これらは World Linguistics Academy の理念に基づき、新たな方向性で運営されます。

さらに、2026年1月より、アフリカや中東、その他の地域を対象としたオンライン教育支援を目的とする WOLA Subject Program を開始します。すでにウガンダやケニアのNPO/NGOと提携し、草の根教育をより多くの地域に届けるための取り組みを進めています。前団体 THTS Education では、当時の主なオンラインイベントはとしてWOLA (World Linguistics Academy) を草の根教育の精神に基づき、地域の学習ニーズに応えるプログラムを提供し、語学・国際教育を通じて海外大学進学のサポートを行ってきました。

WOLA EduHumは、地域に根ざした教育と国際協力を通じて、世界中の学びをより公平に、そして持続可能な国際教育ボランティアプログラムを広げていくことを目指します

活動内容

現在はWorld Japan チームの広報部、政策部の募集をしています。

取り組む社会課題:『貧困、紛争、教育/経済格差、持続可能な社会、国際交流』

「貧困、紛争、教育/経済格差、持続可能な社会、国際交流」の問題の現状

2025/12/18更新

教育を軸とした現代社会の課題の現状

教育は、貧困の連鎖を断ち切り、平和で持続可能な社会を築くための基盤である。しかし現代社会において、教育へのアクセスと質には依然として大きな課題が存在している。

1. 教育へのアクセスの不平等

世界では、出生地、家庭の経済状況、性別、紛争や災害の影響などにより、十分な教育を受ける機会を得られない人々が多く存在する。特に紛争地域や貧困層の子ども・若者は、就学の中断や未就学を余儀なくされ、学ぶ権利そのものが脅かされている。

2. 教育の質の格差

教育を受けられる場合であっても、教育内容や学習環境の質には大きな差がある。教員不足、教材や設備の欠如、暗記中心の教育などにより、批判的思考力や問題解決力、国際的視野を育む教育が十分に行われていない地域も多い。こうした質の格差は、その後の進学・就労機会に直接影響を与えている。

3. 教育と経済格差の固定化

教育格差は経済格差と密接に結びついており、低所得層ほど高等教育や専門的学習へのアクセスが制限される傾向がある。この構造により、貧困が世代を超えて再生産され、社会的流動性が低下している。

4. 紛争・社会不安と教育の断絶

紛争や社会不安は、学校の破壊、教員の流出、学習環境の喪失を引き起こし、多くの子どもや若者から学ぶ機会を奪っている。教育の断絶は、将来的な社会復興や平和構築をより困難にする要因となっている。

5. グローバル課題に対応する教育の不足

気候変動、持続可能な社会、国際協力といった地球規模課題に対して、十分な理解と行動力を育む教育はまだ限定的である。国や文化を越えて学び合い、多様な価値観を理解する教育の重要性が高まっている一方、その機会は均等に提供されていない。


WOLA Education for Humanity は、

A borderless grassroots space where we learn, share, and grow together for humanity.

(学び、分かち合い、共に成長する、国境のない開かれた草の根教育の場)

として、教育へのアクセスと質の格差を縮小し、国籍や背景を越えた学びと対話を通じて、批判的思考力と共感力を育むことを目指している。草の根レベルから教育の可能性を広げ、より包摂的で持続可能な社会の実現に貢献する。

「貧困、紛争、教育/経済格差、持続可能な社会、国際交流」の問題が発生する原因や抱える課題

2025/12/18更新

教育に関する問題が発生する主な原因

教育における不平等や質の低下、学習機会の断絶は、単一の要因ではなく、社会・経済・政治的要因が複雑に絡み合うことで生じている。

1. 貧困と経済的制約

家庭や地域の貧困は、学費、教材費、通学費、インターネット環境などの負担を生み、子どもや若者の就学・継続的学習を困難にする。教育よりも労働や家事を優先せざるを得ない状況も多く、貧困が教育機会を制限する大きな要因となっている。

2. 教育資源の地域間・国際間格差

国や地域によって教育への公的投資や制度設計に差があり、教員数、教育の質、学習環境に大きな格差が生じている。特に地方や紛争影響地域では、学校施設や専門人材が慢性的に不足している。

3. 紛争・政治的不安定

武力紛争や社会不安は、学校の閉鎖や破壊、教員の流出を引き起こし、教育システムそのものを機能不全に陥らせる。さらに、難民・避難民の増加により、教育の継続が困難になるケースが多発している。

4. 社会構造的な不平等

性別、障害、民族、言語、移民・難民という立場による差別や排除が、教育への参加を妨げている。制度やカリキュラムが多様性を十分に考慮していないことも、学習の機会損失につながっている。

5. 教育内容と社会課題の乖離

教育が暗記や試験中心に偏り、批判的思考力、対話力、国際理解、持続可能性といった現代的課題に十分対応できていないことも問題である。社会や世界の課題と結びつかない教育は、学ぶ意義を見失わせ、学習意欲の低下を招く。

6. デジタル・ディバイド

オンライン教育や情報へのアクセスが拡大する一方で、インターネット環境やデバイスを持たない人々が取り残されている。デジタル格差は、新たな教育格差を生み出す要因となっている。

7. 国際交流・対話の不足

国境や文化を越えた学びの機会が限られていることにより、相互理解や共感が育ちにくく、偏見や誤解が再生産されている。草の根レベルでの継続的な国際交流の不足も、教育課題を深刻化させている。

「貧困、紛争、教育/経済格差、持続可能な社会、国際交流」の問題の解決策

2025/12/18更新

教育格差や国際的分断、若者の学習機会の不平等といった課題に対し、WOLA Education for Humanity(WOLA EduHum) は、以下の解決策を提示・実践しています。

1. 言語を「壁」ではなく「つながり」に変える教育

WOLAは、言語学習を単なるスキル習得ではなく、社会的つながりと相互理解を生み出す手段として位置づけています。

学生主導型・インターリンガル(言語間)学習を通じて、学習者が国境や文化の違いを越えて交流し、友情と協働関係を築く機会を提供します。

2. 低価格かつ国際水準の学習機会の提供

WOLA Subject Program では、小学校から高等教育まで、個人・団体を対象に25種類以上の国際教養・言語プログラムを低価格で提供しています。

これにより、経済状況や居住地に左右されず、通常の教育カリキュラムを超えた学びへのアクセスを可能にし、**教育・経済格差の是正(SDG4・SDG10)**に貢献します。

3. オープンダイアログによる国際理解と進路形成支援

WOLA International Conference は、言語学習、青少年交流、グローバルな進路、SDGsを横断するテーマを結びつけた国際的な対話の場です。

世代や国籍を越えたオープンダイアログを通じて、若者が世界課題を自分事として捉え、将来の学びやキャリアを主体的に考える力を育みます。

4. 困難な状況にある人々への教育アクセス拡大

オンラインイベントにとどまらず、今後は 難民や困難な状況にある個人・コミュニティに対し、国際水準の言語教育を提供する取り組みを進めていきます。

これは、貧困や社会的排除によって断絶されがちな学習機会を補完し、**教育を通じたエンパワメント(SDG1・SDG5)**を実現するものです。

5. 草の根×国際連携による持続可能な教育ネットワーク

WOLAは、世界各地のNGOや教育団体と連携し、教材・知識・ベストプラクティスを共有しています。

地域の教育イニシアティブと国際協力を結びつけることで、包摂性・持続可能性・生涯学習を重視した学習者と教育者のネットワークを育成しています(SDG17)。

6. 教育を「可能性を広げる架け橋」へ

WOLA EduHum は、教育を選別や排除の仕組みではなく、

人々の潜在能力を解き放ち、社会参加と連帯を促す架け橋として再定義します。

文化・言語・人生の背景を越えた学びの体験を通じて、より思いやりに満ちた、つながりのある世界を共につくるムーブメントを推進しています

WOLA Education for Humanityと一緒に社会課題の解決に取り組みませんか?

ボランティア/インターン募集

活動実績

2025年

2025年06月20日

第一回 World Linguistics Academy (WOLA) かいさい
スウェーデンのBäckedals Folkhögskola

2025年08月04日

学生団体サミット参加

2025年08月22日

Thriving Children &Youth Conference in Hong Kong

[Future Makers Thrive Together Forum]

香港NGO Voltra delegateとして参加

2025年11月09日

World Linguistics Academy online event開催

法人概要

団体名

WOLA Education for Humanity

法人格

学生団体

HPのURL https://linktr.ee/WOLA_EduHum
代表者

水島崇互

設立年

2025年

職員数

7

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